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「勝って兜の緒を締めよ」
「勝って兜(かぶと)の緒を締めよ」とは、成功したからといって気をゆるめず、さらに心を引き締めろ、という戒めですね。
兜は、昔、武士が戦いのときに使った、頭にかぶる防護用のかぶりものです。戦いが勝ちに終わったとしても、兜を脱ぐことなく、兜の緒を締めなおして、用心深く、気を引き締めていろと戒められたことが元になっています。
言い換えると、仕事などの物事が、思うように進んでいる時にも、引き続き、注意してやってゆけという戒めになっています。
変わらないために、変わり続ける
僕の座右の銘の一つが、「変わらないでいるためには、変わり続けなければならない」です。これは「兜の緒を締める」という概念を具体化する一つのやり方だと思っています。
「変わらないために、変わり続ける」・・・禅問答のようですが、今の良い状態をキープする(変わらない)ためには、今迄と同じやり方を続けていてはダメで、常に何かしらアップデートして(変わり続けて)いかなければならない、ということを意味しています。
人間歳を重ねてくれば、それなりの成功体験も失敗体験も重ねているでしょう。そして、その成功体験にあぐらをかいたまま「これでいいのだ」と慢心した途端、急速に悪い方向に向かってしまう、という強迫観念にも似た思いを抱いています。
即ち、現状維持は「後退」だということです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2023.6.8記)